麻生内閣の支持率

内閣不支持5割超える フジテレビ「新報道2001」世論調査
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081116/plc0811162151010-n1.htm

 フジテレビ「新報道2001」の世論調査(13日調査)で麻生内閣の支持率は32・6%(前回比9・8ポイント減)となり、9月24日の政権発足後、初めて40%を切った。同時に不支持率は58・4%(同8・8ポイント増)と初めて5割を超えた。

 定額給付金の所得制限をめぐり、閣内が迷走した上、所得制限の判断を市町村に「丸投げ」したことへの批判が影響しているとみられる。

 福田内閣の支持率が初めて40%を下回ったのは、政権発足の約2カ月半後の昨年12月中旬だった。



 理想はあったものの政治豪腕力が足りなかった阿部首相、総理大臣になることがゴールだった福田首相の後を受け、自民党の支持率上昇を託された麻生首相だったが、ついに国民からダメだしを受ける数字が出てしまった。やる気が高かった首相にとって不本意な数字だろう。

 しかし、この数字は、国民がマスコミの偏った放送を鵜呑みにしたり、民主党を支持したわけでもなく、経済対策に疑問符がついたからでも無い気がする。上の記事にある[閣内が迷走した上、所得制限の判断を市町村に「丸投げ」したことへの批判]が的を射ていると思われ。

 閣内が迷走したように見えるのは、何が国民にとってベストなのかという、政策を打ち出す基盤となる政治理念が固まっていないからではなかろうか。ここがハッキリしないために、マスコミの批判や党内の別案が出てきたときに判断が揺れるのかもしれない。

 所得制限の判断を市町村に丸投げしたことも、理念の筋が通っていれば、分かりやすい方向性を指し示せたはずなので、そこも国民に見透かされた点なのだろう。

 そもそも、麻生首相就任時の所信表明演説で民主党を批判しまくったあたりから、国民とのズレが生じていた。おそらく小泉首相が郵政選挙に打って出た時の、「抵抗勢力」という分かりやすい敵を設定した形を踏襲したのだろう。ただ、小泉首相は構造改革という政策を行う上での「敵」を国民に見せたのに対し、麻生首相は選挙をする上での「敵」しか国民に見せてこなかった。ネットの掲示板で散見される、見えない敵と戦っている人と同じく、敵を勝手に作って戦っているようだ。

 そして、なぜこの政策が必要なのかを単純に訴えた小泉首相と違い、麻生首相は国民に向かって語りかける点が弱い。記者と喧嘩ばかりして、上手くマスメディアを使いこなせていないのだ。本質を外れたアホな質問をする記者を「敵」として扱いたい気持ちは分かるが、メッセージを伝えるインフラのメディアに喧嘩腰すぎると、国民は画面を通して敵意を受け取ってしまう。

 では、どうしたら支持率が上がるのだろうか。
 これはやはり、政策に対する信念をはっきり示すしか無いのではなかろーか。テレビカメラがあるところで、なぜこの政策が必要なのかを愚直なまでに訴えるしかなひ。今までの経緯から、失言を引き出す挑発的な質問が来るだろうが、それには乗らず、国民にひたすら訴えるのだ。ともにこの経済戦争を戦おう、というメッセージが届けば、メディアが敵対的な記事を書こうが、民主党が足を引っ張ろうが、立ち上がってくれる国民がいるのは郵政選挙で分かったはずだ。

 というわけで、今、国民に求められている経済対策をハイスピードでお願いしまつ。スタートダッシュは良かったものの、最近目に見えて足が止まった感があるんで。

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